2008年04月15日

多義性を楽しむ

パズル周辺の話題として、何か見方を変えることで複数の解釈を見出せる絵というものがあります。「多義図形」や「曖昧図形」などと呼ばれ、錯視研究の方でも話題になるようです。

北岡明佳の錯視のページ 反転図形

一方、言葉の方面において、2つ以上の意味になる言い回しが話題になることもありますね。
「ここではきものをぬぎなさい」という貼り紙を見て、すぐに服を脱いだら笑われた、というような話ならご存知かもしれません。

こんな感じで、もっともっと「遊べる多義性」が話題に登ると面白いでしょうし、まだまだ開拓する余地も十分にありそうです。
それは言葉の上だけでなく、何らかの造形や、もちろんパズルの世界にも。


と、こんなことを思った原因は、ウサギにもカモにも見える造形物に加え、たまたま別の目的で読んでいた次の本です。

 大津由紀雄 『探検!ことばの世界』 (ひつじ書房)

上記の多義性を含めて、なかなか興味深い話題がとても易しい文章で書かれています。イラストにも細かなジョークが入っていたりして、久々に楽しい本を読みました。


posted by kohfuh at 23:50| Comment(3) | TrackBack(0) | 文字・音 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ほー、多義図形と曖昧図形かぁ。
そういえば、むかしから用いられている図形に「千鳥格子」というのがありますよねぇ。どっちがどっちっていうかんじで、正反対を向いてる明暗図形なのにまるで違和感が無い。こういう幾何学図形の反転模様は、民族衣装のデザインに多く見られる模様みたいだから。偶然にそう言う連続性を持ったものが、人に安堵感を持たせるのでしょうかね?
パズルに使われる、チェッカー模様もそうなのかなぁ?なんて感じがするけど。あまりに平凡なので、これが当たり前になってしまっている。
いがいと、普段の生活で見慣れている物が、実はそうだなんて気付きにくいかもしれませんね。凡人は、それを使う人。発見者は、それを見出す人なのかな!

Posted by えんたさん at 2008年04月17日 15:13
なるほど。
千鳥格子をエッシャー風の敷き詰めとして認識したことはありませんでした。
鳥の向きは違いますが、なんとなく雰囲気が似ているのは『昼と夜』でしょうか。

http://www.chrysler.org/escher/gallery/eight.html
Posted by kohfuh at 2008年04月17日 21:17
ボキャブラ天国に見る、多義性・曖昧性!
昔のTV番組で、ボキャブラ天国というのがあったのを思い出しました。
あれなんか、言葉の曖昧性を利用した多義性なのかな、という感じですね。
空耳アワーなんかも、外国語なのに日本語に聞こえる部分が多々有る。多義性というには、遠いかもしれないけど。聞いた人には、そういう風に聞こえるというのも面白い。
昔、知人の近所に、こんな医者の看板がありました。
「オカ・歯科・内科」。歯医者と内科医師を兼業しているのでしょうが。続けて読むと、「おかしか、ないか?」
オカという人が、あえてわざと続けて書いたのか。偶然なのか、解りませんが?これをみた瞬間、思わず笑ってしまいました。まさしく、多義性でしょうか。
まあ、あえてどこにある医者とは言いませんが!(最近みないから、廃業したかもしれないし)
Posted by えんたさん at 2008年04月18日 14:36

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