くらいの考えを持っていました。
そう言ってしまうと形式にしばられてしまいそう、とか、
その一言で考えが止まってしまいそう、なんて思いがあったからです。
今でも、どこかで「パズル」と書いたり言ったりするときには、
いくらか意識の引っかかりを感じていますけれど、
だいぶ考えもやわらかくなってきた気がします。
(ちょっと長くなりそうなので、今回は一区切りさせましょう)
そのキッカケになったのは、ある意味での諦めです。
いつごろからか、なんとかパズルを相手に学問的に分析してみたり、
きちっと理論的に把握できないかなと思っていたのですが、
どんなに考えてもつかみどころがない。
言ってしまえば当然ですが、パズルの境界線って、あやふやなんですね。
それでも、いつかキッチリ整理できるかも、なんて希望があったりして、
昨春のワークショップで、こんな図式をお見せしたりもしました。

これは、パズルにまつわる「モノ・コト」だけでなく、
それに関わる人も含めて、パズル全体を考えてみたら……といった話。
これだって一つの見方ではあるものの、これで捉えられない部分もあって、
あまり分析しすぎるのも大変だな、と感じたわけです。
それで最近、カッチリ体系化してやろう、なんて考えは置いといて、
まずは大まかに眺め直してみようかなと思っています。
それなりに整理するにしても、多少の漏れは気にせずに。
まぁ、細かい検証は研究家にお任せするとして、
こっちは観察家のつもりで、いろんな見方を提示していく方が
どうやら性にあっているみたいです。
そういうわけで、つかみどころのない話になってしまいました。
やっぱり、研究より編集に近い雰囲気がありますね。